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次にくるマンガ大賞2026 WEBマンガ部門TOP10!1位『おかえり水平線』など読んだ7作品を紹介

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次にくるマンガ大賞2026、今度はWEBマンガ部門!

前回は「次にくるマンガ大賞2026」のコミックス部門を紹介しました。

コミックス部門TOP10のうち、読んでいたのは5作品。

しかも1位の『さむわんへるつ』は以前このブログでも紹介していた作品だったので、本当に1位になったのは嬉しい結果でした。

では、WEBマンガ部門はどうだったのか?

ランキングを見てみると――

こっちはTOP10のうち7作品も読んでいました。

思っていた以上に読んでいた(笑)。

しかもWEBマンガ部門は、青春群像劇、異種族もの、ディストピア、オカルト、アイドル、漫画家ドラマ、ダークファンタジーと、かなりジャンルがバラバラ。

「今のWEB漫画ってこんなに幅広いんだ」

と改めて感じるランキングでもありました。

そこで今回は「次にくるマンガ大賞2026」WEBマンガ部門TOP10を確認しながら、実際に読んでいる7作品を中心に、その面白さを紹介していきます。

未読の3作品については、実際に読んでから語りたいので、今回は順位と作品名の紹介だけに留めます。

次にくるマンガ大賞2026コミックス部門TOP10|1位は『さむわんへるつ』
次にくるマンガ大賞2026、ついに結果発表!「この漫画、もっと人気が出るんじゃない?」漫画を読んでいると、ときどきそんな作品に出会います。そんな「これから来そう!」な漫画を読者の投票によって決めるのが、**「次にくるマンガ大賞」**です。そ…

次にくるマンガ大賞2026 WEBマンガ部門TOP10

2026年のWEBマンガ部門TOP10はこちら。

1位 おかえり水平線 【読了】
2位 ヒトナー 【読了】
3位 灰宮先輩は怖くてかわいい
4位 大人大戦 【読了】
5位 都市伝説先輩 【読了】
6位 晴野さんのことなんて全然好き
7位 アイドラトリィ 【読了】
8位 来見沢善彦の愚行 【読了】
9位 WITCHRIV 【読了】
10位 会社と私生活-オンとオフ-

こうして並べてみると、7作品。

コミックス部門の5作品よりさらに多いです。

しかも、個人的にかなり印象に残っている作品が上位に入りました。

まずはWEBマンガ部門1位。

『おかえり水平線』です。


1位『おかえり水平線』――海辺の銭湯から始まる、ちょっと複雑な家族の物語

作者は渡部大羊先生。

WEBマンガ部門1位は『おかえり水平線』でした。

主人公は、海辺の街で祖父と銭湯を営んでいる高校生・遼馬

学校から帰れば銭湯の開店準備。

そんな日常を送っていた遼馬の前に、ある日突然、玲臣という少年が現れます。

しかも玲臣が名乗ったのは――

父の隠し子。

いきなり、とんでもない話です。

そこから銭湯を舞台に、高校生たちの物語が動き始めます。

銭湯という舞台がとにかくいい

『おかえり水平線』で個人的に好きなのが、この舞台です。

海辺の街。

昔ながらの銭湯。

そこに集まる人たち。

WEB漫画というと派手な設定の作品も多いですが、この漫画の中心にあるのはすごく身近な人間関係です。

家族だから簡単に分かり合えるわけでもない。

血がつながっているから家族なのか。

一緒に暮らせば家族になれるのか。

そうした簡単には答えの出ないものを、高校生たちの目線から描いていきます。

派手じゃない。でも次が読みたくなる

大きな能力バトルがあるわけでもありません。

異世界に飛ばされるわけでもありません。

でも、人間関係が少しずつ変化していく。

誰かの一言で、今まで見えていなかったものが見えてくる。

そういう漫画です。

今回51,681ポイントを獲得してWEBマンガ部門1位。

コミックス部門1位の『さむわんへるつ』もそうでしたが、2026年は人と人との距離を丁寧に描いた作品が両部門の頂点に立ったのが印象的でした。


2位『ヒトナー』――「人間」が珍獣扱いされる世界が面白い

2位は屋宜知宏先生の『ヒトナー』。

これ、設定を知ったときからかなり面白いと思いました。

舞台は獣民たちが暮らす星。

この世界では、私たちにとって普通の存在である**「ヒト」こそが架空の存在**として扱われています。

頭以外にほとんど体毛がない。

見た目も奇妙。

「そんな生き物、本当にいるの?」

という扱いです。

さらに一部の獣民の中には、そんな架空の「ヒト」を愛好する人たちまでいる。

彼らが――

「ヒトナー」。

ところがある日。

架空の存在だったはずのヒトが、本当に空から降ってきます。

人間と獣人の立場をひっくり返した発想が面白い

私たちは漫画で獣人を見ると、

「耳がある」

「尻尾がある」

「毛がモフモフしている」

と観察します。

『ヒトナー』では完全に逆。

人間の方が観察されます。

毛がない。

変な身体をしている。

行動もよく分からない。

普段当たり前だと思っている「人間」という存在を、別の種族から眺めるとこんなに変なのか。

そこが面白い。

単なる「人間と獣人の異文化交流」で終わらず、獣民社会そのものがヒトとの出会いによって少しずつ変化していくのも注目したいところです。

公式では「ハートフル異種族観察物語」と紹介されていますが、まさにその言葉がしっくりきます。


4位『大人大戦』――「正しい大人」が世界をおかしくしてしまった

4位は、原作・かっぴー先生、作画・都築真佐秋先生の『大人大戦』。

この作品の主人公は浦島優太郎

父が残した言葉を胸に、

「立派な大人になりたい」

と考えて生きています。

そして自分自身に「大人憲法」というルールを課しています。

そんな優太郎は、ある日猫を助ける代わりにトラックに轢かれてしまいます。

ここまで聞くと、

「はいはい、異世界転生ですね」

と思うかもしれません。

ところが――

転生しません。

目覚めたのは15年後。

しかも優太郎が眠っていた15年間に、彼の「大人憲法」が世界を大きく変えていました。

「立派な大人」とは何なのか?

これが『大人大戦』の面白いところです。

子どもの頃、

「ちゃんとした大人になりなさい」

と言われたことがある人は多いでしょう。

でも、

ちゃんとした大人って何?

働いている人?

結婚している人?

マナーを守る人?

社会から評価されている人?

優太郎が目覚めた世界では、「評価」が非常に大きな意味を持っています。

正しい大人を目指していたはずなのに、その考え方が社会をおかしな方向へ進めてしまった。

その世界に、原因ともいえる本人が戻ってくる。

設定を知っただけでも「この先どうなるんだ?」と思わせてくれる作品です。


5位『都市伝説先輩』――怖いのに笑える、青春オカルトコメディ

5位は平岡一輝先生の『都市伝説先輩』。

大学生のもくめはオカルトサークルに入り、ある先輩と出会います。

それがくぐつ先輩

彼女には、都市伝説を引き寄せるという噂があります。

普通なら絶対に近づきたくありません。

ところがオカルト好きのもくめにとっては、むしろ最高の存在。

そこから二人はさまざまな都市伝説や怪異に遭遇していきます。

オカルト漫画なのにテンポが妙に楽しい

都市伝説という題材なので、当然怖いものも出てきます。

でも『都市伝説先輩』は、ずっと怖い漫画ではありません。

むしろ、

「なんでそうなるんだよ!」

とツッコミたくなる場面も多い。

怪異そのものは危険なのに、くぐつ先輩ともくめのやり取りのおかげで妙に楽しく読めます。

ホラーとコメディの距離感がちょうどいい。

今回のランキングには『おかえり水平線』のような人間ドラマもあれば、『大人大戦』のような社会派SFもある。

そこにこの青春オカルトコメディが5位に入っているのが、WEBマンガ部門の幅広さを感じさせます。


7位『アイドラトリィ』――推しを勝たせるため、自分もアイドルになる!

7位は、原作・大鷹シン先生、漫画・ホマレ先生の『アイドラトリィ』。

主人公はアイドルオタクの女子高生、陽見循菜

彼女の生きがいは、アイドルの槻城ふわりを推すこと。

ところが、ふわりが所属するアイドルグループが突然解散してしまいます。

その後、ふわりが新たなアイドルオーディション番組に挑戦することを知った循菜。

普通のファンなら、

「頑張れ!」

と応援しますよね。

ところが循菜は違います。

自分もオーディションに参加します。

目的は自分がトップアイドルになることではありません。

推しをトップにするため。

「推し活」をここまでやるか!

オーディション参加者は総勢100人。

その中に自ら飛び込み、推しを勝たせるために動く。

発想がかなりぶっ飛んでいます。

でも「推しに成功してほしい」という感情自体は、漫画やアニメ、声優、アイドルなど何かを応援した経験がある人なら理解できる部分もあるはず。

ただし循菜の場合、その行動力がとんでもない。

「推しのためならどこまでできる?」

という現代的なテーマを、アイドルオーディションという舞台で思い切り膨らませています。

単純なアイドル成長漫画とはちょっと違う。

主役なのに、自分ではなく推しを勝たせたい。

このねじれた目的が『アイドラトリィ』の面白さだと思います。


8位『来見沢善彦の愚行』――才能が枯れた漫画家は、何をしてしまうのか

8位は、ときわ四葩先生の『来見沢善彦の愚行』。

舞台は1971年。

主人公は、かつて一世を風靡した人気漫画家来見沢善彦です。

しかし今は、新作の構想を編集者に見せてもいい返事をもらえない。

かつて売れた。

人気もあった。

でも、新しい漫画が描けない。

そんな焦りの中で来見沢は、漫画家志望の青年・と出会います。

そして彼の漫画を目にする。

才能がある。

面白い。

自分には描けないものを、この若者は持っている。

そこで来見沢は――

やってはいけない選択をしてしまいます。

漫画を描く人間そのものを描く漫画

タイトルからして『来見沢善彦の愚行』です。

最初から「何かやらかす」ことは分かっています。

それでも読みたくなる。

むしろ、

「何をやったんだ?」

というところから興味を引かれます。

成功した経験があるからこそ、失うのが怖い。

若い才能を目の前にしたとき、自分の衰えを認められるのか。

漫画家という華やかな職業の裏側にある嫉妬や焦り、才能への執着。

漫画好きだからこそ、ちょっと怖くなる作品です。

今回読んだ7作品の中でも、かなり異色。

漫画そのものが好きな人には特に読んでみてほしい作品です。


9位『WITCHRIV』――小さな優しさが、少女の運命を変えてしまう

9位は、はくり先生の『WITCHRIV』。

主人公は少女ノナ

彼女には秘密があります。

実は――

魔法使いです。

しかし、この世界で魔法使いであることは簡単には明かせません。

ノナは正体を隠しながら、母親と二人で人間社会に暮らしています。

そんなある日。

親友のロヴィが持っていた眼鏡を、ノナは魔法で直してあげます。

友達を助けたかった。

ただそれだけ。

ところが、その小さな優しさをきっかけに、魔法使いを迫害する**「魔法監視局」**に目をつけられてしまいます。

魔法が「夢」ではなく「危険」な世界

「魔法が使えたら楽しそう!」

と思う作品も多いですよね。

『WITCHRIV』は逆です。

魔法を使えることを知られてはいけない。

誰かを助けるために使った魔法でさえ、自分や家族を危険にさらしてしまう。

だからこそ、ノナが親友のために魔法を使ったという最初の選択が重くなってきます。

公式が「巨弾ダークファンタジー」と紹介している通り、今回読んだ作品の中ではかなりシリアス寄り。

かわいらしい絵柄と、世界の厳しさとのギャップも印象的な作品です。


7作品読んで感じた、WEBマンガ部門の面白さ

コミックス部門の記事では、上位作品に面白い共通点がありました。

ところがWEBマンガ部門はちょっと違います。

とにかくバラバラなんです。

海辺の銭湯を舞台にした青春群像劇。

獣民から人間を見る異種族交流。

「正しい大人」をテーマにした監視社会。

都市伝説。

推し活×アイドルオーディション。

1970年代の漫画家。

魔法使いが迫害される世界。

これだけ違うジャンルの作品が、同じTOP10に並んでいます。

でも、それこそがWEB漫画の面白さなのかもしれません。

紙の雑誌では「この雑誌ならこういう漫画」というカラーがあります。

WEBでは、それがもっと自由。

「そんな設定で漫画を作るの?」

という作品にも出会えます。

今回7作品も読んでいたのは、たぶん自分でも知らないうちに、そういう変わった設定の漫画を見つけるのが好きだからなのかもしれません。


1位は『おかえり水平線』。でも7作品それぞれ全然違って面白い

2026年のWEBマンガ部門1位は『おかえり水平線』でした。

2位『ヒトナー』。

そして読んでいた作品では、

4位『大人大戦』
5位『都市伝説先輩』
7位『アイドラトリィ』
8位『来見沢善彦の愚行』
9位『WITCHRIV』

がTOP10入り。

こうして改めて並べてみると、

「自分、結構読んでたな……」

と思います(笑)。

でも、それだけ今のWEB漫画には面白い作品がたくさんあるということでもあります。

今回まだ読んでいなかった、

『灰宮先輩は怖くてかわいい』
『晴野さんのことなんて全然好き』
『会社と私生活-オンとオフ-』

の3作品も気になります。

コミックス部門ではTOP10の半分。

WEBマンガ部門ではTOP10の7作品。

今回の「次にくるマンガ大賞2026」は、自分が普段読んでいる作品がかなり多くランクインした結果になりました。

そして何より――

まだまだ知らない面白い漫画がある。

ランキングを見る一番の楽しみは、結局そこなのかもしれません。

「次にくるマンガ大賞」という名前の通り、この中から数年後に誰もが知る作品が生まれるのか。

これからも追いかけていきたいと思います。

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