ダンまち 豊穣編とは?
ダンまちも2023年2月時点で原作小説18巻まで発行されています。
そのほかソードオラトリア・ファミリアクロニクル リュー、フレイヤ・アストレアレコードなど外伝も多々発行されていてアニメ・ゲームなどかなり幅広い展開をしています。
今回紹介するのは原作小説16巻から18巻の内容となります豊穣編になります。
現在アニメで放送されているダンまちⅣ 深章 厄災篇(原作小説12~14)の次のエピソードとなります。
ネタバレ抜きで感想
16巻
深層から帰還したベルとシルとのデートから物語は始まります。
前回までがリューがメインの話だったのでこの辺りから徐々にハーレム相手達との物語が始まるのかと思っていました。特にこの16巻に関してはシルの話がメインで進んでいきます。
もともと謎の多い女性としてベルに関わってきただけにシルの正体には驚きがありました。
この巻で豊穣編でとても重要なキャラが登場してきます。
『女神の付き人ヘルン』
女神の付き人というようにフレイヤファミリア所属の女性となります。
ベル、シル、ヘルン、そしてフレイヤの4人の関係がこの後のベルの地獄へと向かっていくのです。
ちなみに16巻でのメインシーンはベルとシルのデートにあります。
ここまでヘスティアを筆頭にとにかく周りの女の子の好感度を上げまくったベルですから特定の相手とデートなんてことになったら周りの女の子達が黙っていないわけです(笑)
だけどそれだけならまだしもさらにフレイヤファミリアまで介入してくる始末。
好感度の上げすぎは爆弾つきまくりとときメモで警告しています(笑)
またもう一人重要なキャラが登場というよりピックアップされます。
『ヘディン・セルランド』
白エルフで眼鏡をかけているキャラでアニメでも登場しています。
ただこれまではフレイヤファミリアはオッタルの登場頻度が高くあまり目立っていませんでした。
ベルはヘディンのことを師匠と崇める関係になります。その理由は・・・原作を読んでください。
16巻ラストシーンで二人のデートに終わりが来ます。
その答えが17巻の悪夢へと続いていくのです。
ラストシーン付近で読んでいて本気でショッキングな内容がありました。きっとあれは小説でしか表せないし感じれないと思います。
17巻
16巻のラストでのことによるフレイヤの力によりベルの周辺の世界が一変します。
この巻はベルとフレイヤファミリアとの話がメインで描かれています。
今まであまり表立って登場してこなかった副団長のアレン・フローメル、先ほど紹介した白エルフのヘディン・セルランド、黒エルフのヘグニ・ラグナール、小人族のガリバー四兄弟などフレイヤファミリアの第一級冒険者たちを中心に話が進んでいきます。
『ヘイズ・ベルベット』
そしてたぶん初登場(?)になると思うフレイヤファミリアのヒーラー
『ヘイズ・ベルベット』
も登場します。このキャラ小説読んでいるときはちょっと強気のヒーラーかなって思ってましたがヤバイヒーラーでした!小説の一部に戦場の聖女アミッドと二大治療師として紹介されているのでほぼダンまちの作品の中で1,2位を争うレベルのヒーラーであることがわかります。
またシルが関わってくる話ということは豊穣の女主人の方とも関わってくるというわけでこちらにも色々な動きがあります。特にリューもそうですがアーニャもシルとの関わりが長く兄との関係なども解き明かされていきます。
この巻で特におすすめシーンは絶望に堕ちていくベルとヘスティアの本気が見れることだと思います。
個人的に覚えている範囲でここまでヘスティア様!!って言えることはなかったかもしれない!
それだけヘスティアが貴重な働きをします!
ラストシーンであの言葉が告げら18巻に続くのです。
ここから次が発売されるまで約一年と半年・・・長かった。
18巻 (ネタバレ多少含む)
18巻の話をするには一部ネタバレが含まれてしまいます。
重要な部分は書かないようにしますが完全にネタバレしたくない人は読まないもしくは18巻を読んでから読むようにしてください。
では感想を書いていきます。
この巻はフレイヤ・ファミリアの完結編となります。
16巻、17巻の展開を得てついにヘスティア・ファミリア筆頭にあらゆる派閥が組み合わさった派閥連合VSフレイヤ・ファミリアの戦争遊戯となります。
過去にアポロン・ファミリアとヘスティア・ファミリアで戦争遊戯がありヘスティアが勝利しましたが今回はオラリオの中でもロキ・ファミリアと同等最強の一角フレイヤ・ファミリアです。
はっきり言うとロキファミリア以外の重要キャラはほぼ参戦します。
そして相手はオラリオ最強のレベル7オッタル率いるファミリアです。
この世界レベルが1違うだけで圧倒的な戦力差が生じます。
ロキ・ファミリアでも現状レベル6が最高であり今回直接対決はありませんがロキ・ファミリア全員で戦ってオッタル一人勝てるかどうかというレベルの強さだと思います。
なのでもはや春姫のレベルブーストだとか主人公補正のベルの必殺アルゴ・ウェスタで勝つんだろ?とかそういうレベルではありません。相手は都市最強なのですから。
ましてやそれ以外もレベル6が3人、レベル5が4人、ほか多数高レベルのためもはや読んでいて圧倒的実力差を見せつけられ「これ・・・勝てるフラグある?」と思ってしまいました。
決着
最終的な決着がどうなったのかは読んでもらって自分で確認してもらいたいのですが、18巻のみで600ページオーバーしてます(笑)
これは現在アニメ深章 厄災篇が14巻のみの内容で1クール使っているのと同じボリュームということです。ですがそれだけの内容と結末となっています。
この巻で特におすすめシーンがボロボロになっていく派閥連合を救う応援部隊にあります。
あのキャラここで来るか!?まさかのこのキャラのこの行動!??この人まで戦いに参加!???
などなどもはやダンまちの集大成的な戦いになってます!
ちなみに17巻で紹介したヘイズさんですが本気で怖いです(;゚Д゚)
ゲームでこういうボスキャラとは絶対戦いたくありません。
ボスキャラで例えましたがヘイズさんは中堅クラスのボス的位置です。
つまりはそういうファミリアということです。層厚すぎ!!
次回新章 学区編
ここまでが原作者大森藤ノ先生があとがきで第四部 豊穣編とされている話になります。
第四部は下層での戦いからリュー救出劇、そして豊穣編と毎回ベルが死にかける話だらけでした。
さすがにドラゴンボール同様一度死んで蘇るエピソードが出てきそうな気もします。
ジャガーノート戦はほぼ死んだも同然の戦いでしたが・・・
次回は学区編ということでどういう話になるのか今から気になります。
その前にソードオラトリアの新刊など色々外伝も発売されるようなのでそれらを読みながら気長に最新19巻を待ちたいと思います。
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