少年ジャンプの新連載は久々のボクシング
少年ジャンプの2023年23号で雲母坂盾先生のドリトライが新連載しました。
最近の少年ジャンプはスポーツ作品があまりヒットしない傾向にあるため10年に1作程度ボクシング漫画が出てきますが割と早く打ち切りになることが多いです。
そんな中今回連載開始されたドリトライは昭和が舞台のボクシング漫画となっています。
古いからこそ熱い展開!
舞台は戦時下の昭和20年3月の東京から始まります。
主人公の大神青空(14)は一年前に戦争へ行った拳闘の元王者の父親の言葉「どんな時でも心を強く持て」を胸に刻み戦時下の日々を過ごしていました。
しかし青空本人は特に強くもなくその強さは妹の大神星(あかり)(12)の方に遺伝しています。
配給を取られたりしても妹に取り返されるような青空でしたがそれでも挫けずやっていこうと決意したその時突如空襲を受けます。
それから1年空襲により母親と死に別れ戦災孤児となった青空と星は上野駅で生活していました。
妹は体を壊し医者もまともに診療しないこと、ロクに食べ物もないことに困り果てる青空。
でも諦めずになにか方法を探して焼けた自宅を探していると母親が妹に残してくれた着物を見つけます。
質に入れてお金に換え治療費などに充てようと考えたその時集英会のチンピラに奪われてしまいます。
意識が朦朧としながらも上野駅に戻った青空を待っていたのは血を吐いて咳き込む星でした。
友達の優子の話ではかなり高額の治療費が必要となる”けっかく”ではないかとのことでした。
辛く生きることを諦めようとする星でしたが青空は「生きるのを諦めちゃダメだ」と集英会に殴り込みに行きます。
集英会の連中は青空を集団で殴るなどして痛めつけますがそれでも青空は負けず立ち上がり続けます。
それは父親が拳闘時代に何度でも立ち上がり最後には勝ってきた姿を見てきたからでした。
「オメェらとは違ぇんだよ・・・ここが・・・心の強さが違ぇんだよ!」
相手の顎に決まった青空の一撃で集英会の大将は倒れますがそのほかの連中はやり返そうとする中一人の女性が現れます。名を優華。
彼女は青空を車に乗り込ませとある場所に連れて行きます。
そこは拳闘達が戦いあう場所でした。優華は青空に妹の入院費として多額の金を渡します。
妹の治療に走る間青空の心はざわついていました。
昭和の熱い物語
少年ジャンプで戦争時期を題材にしたものはかなり少なく近年では全くと言っていいほどないと思います。(もしあったらごめんなさい)
少年漫画なので戦争の表現の難しさはあると思いますし割と人を選ぶ作品になるかな。
とは言っても作画はかなり綺麗ですし少年ジャンプの友情、努力、勝利にはかなり当てはまる話になっていきそうなのでちょっと難しい話頭を使う作品は疲れるって人には純粋に楽しめると思います。
ただ割と大人向けの作品な気もするので子供の心をつかめるかは今後の展開しだいですね。
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