これは花楓だけでなく兄妹で向き合う問題
2023年6月23日に青ブタ最新作が劇場公開されました。
青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない
上映時間は73分と劇場版前作ゆめみる少女の夢を見ないよりも短くなっています。(上映時間89分)
今回は思春期症候群というより花楓の問題に対する難しさ、実際有り得る現実的な問題がメインになっているのでかなり考えさせられる話でした。
原作を読んでいないので正直アニメ13話目でかえでから花楓に戻った時に妹問題はすべて勝手に解決しているものと思っていました。
ゆめみる少女の夢を見ないでも花楓は元気よく暮らしていたのでまだ不登校の問題は続いていたのだと知りました。
私が青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ないを見た感想を書いていきたいと思います。
花楓の希望
花楓の進路希望調査で咲太と同じ峰ヶ原高校に通いたいと言い出します。
最初は兄と同じ高校に通いたいって仲良い兄妹だなって聞いていましたが、よく物語を見ていくとかえでだった期間は2年もありその頃の記憶はない。
実際かえでの頃に勉強していたとはいえそれが身になっているかは定かではない。
(記憶はなくてもそういう部分は覚えているという描写はありましたが)
さらにはどうも峰ヶ原高校はかなり偏差値が高いらしい。
(咲太を見てるとあまりそうは思えなくて(笑))
不登校の内申含め合格する可能性は0に近い状況で頑張る花楓は兄目線で見ると泣けてきます。
でも頑張れば頑張るほど願書や試験などで事件が起こりそうで怖かったです。
そもそも峰ヶ原高校の玄関前の坂や階段は急すぎますって・・・
トラウマ
願書を提出するときに思春期症候群を発症しながらも学校まで来た時は本当に安堵しました。
こういう時の事件発生はあるあるなので。
しかしとあることがきっかけで花楓は受験することができなくなってしまいます。
正確には午前中受けてお昼に倒れ午後からの半分受けることができませんでした。
その兆候はあったにしてもやはりそれがきっかけかという部分は見てて納得でしたが。
とにかく無理して受験しようとしていることが見ていて伝わってきましたから。
特に保険室でのシーンで「もう一人の私の方がもっと頑張ってたじゃん!!」
あれは正直咲太じゃなくてもどう声をかけていいかわからないですね。
かえでと花楓を別々に考えてはいけないとわかっていてもやっぱり違うと思ってしまう。
かえでの方が良かったと言われれば「はい」とも「いいえ」とも言えない。
先生が来た時の咲太の表情が全てを物語っていましたね。
ここで来るのか雨宮天!
テレビシリーズでのどかと麻衣が入れ替わる話青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない。
その時に登場したアイドルグループ「スイートバレット」
そのメンバーの一人の声優が雨宮天と売れっ子人気声優だったのが引っ掛かってました。
麻衣の妹のグループメンバーがそんな有名声優起用する??
たしかに歌のシーンなどもあったので選ばれたのかなとも思ってましたが、今回キーパーソンになるとは!?
広川卯月今後人気が上がりそうな雰囲気を漂わせてます!
そんな広川卯月と花楓の関係は映画を見てください。
これは兄妹のお話
今作も色々名言は多くありましたが一番好きなのは咲太が花楓に伝えて気持ちですね。
かえでが消えたときは悲しかったし泣いたけどあの時泣いた分だけ花楓が戻ってきて嬉しかった。
(セリフ内容は正確ではありません。内容はそんな感じです)
かえでの夢がお兄ちゃんと同じ高校に入りたい。
その夢を引き継ぐことを選び苦悩する花楓。
託された夢だからこそ叶えたい。でも心と身体がそれを否定する。
青ブタでもっとも現実的な問題に直面した時の二人の答えをぜひ劇場で!
次回作の伏線多々あり!
映画開始早々ランドセル麻衣ちゃん登場で「えっ!?いきなり登場!!?」と驚きました。
次回作が冬公開されることは映画観る前からSNSなどで知っていましたし前売り券も売ってますから分かっていましたが登場早!
そしてそのままラストにも登場して次回作への繋ぎはばっちりです!
期待で冬が待ち遠しいです。
劇場特典は動物園
初週にもらえる特典小説は青春ブタ野郎はアニマルランドの夢を見るです。
内容は映画のその後で咲太、麻衣、のどか、花楓が4人で動物園に行く内容となっています。
40ページ弱と短い内容ですが映画で完結した話のその後なので成長した花楓が描かれています。
映画を見たその日にこれを読めばかなり満足感が高まること間違いなしです。
ネタバレありの感想の為注意
この映画で通信制高校というものを深く知った気がします。
広川卯月が通信制高校に通っていてのどかを通じてどういった高校なのかを花楓は知っていくことになります。
私も通信制高校がどういったものなのかざっくりとしか知らなかったですがこの映画で深く理解できたような気がしています。
花楓は最後には峰ヶ原高校が合格になったと連絡を受けますが自らの意思で峰ヶ原高校を辞退して自分で行きたい学校を決めると宣言します。
誰かと一緒がいいというのはほとんどの人が思うことなのかもしれません。
特に日本人はその傾向が強いともいわれています。
でも誰かと一緒が苦痛になる人にとっては普通が普通じゃないことでもあります。
花楓と同じように苦しんでいる人にはぜひ見てほしい映画です。
最後の不可思議のカルテは泣けます。
コメント