「深夜ひとり、ベッドの上、キミの声だけが救いだった。もう一度キミと話したい。言いたいことがあるんだ」
複数の女の子の中から主人公が一人の女の子を探す。
五等分の花嫁は結婚式のシーンから読者は五つ子の誰と結婚したのか予想する。
女神のカフェテラスは年老いた主人公が娘と母親のことを語る。
そんな作品が令和では多く連載されていますが今回紹介する作品もそんな主人公が探している女の子は誰なのかという物語になっています。
そのタイトルは『真夜中ハートチューン』
今回このアニメ化が決まっている作品通称マヨチュー!を紹介します。

少年マガジン連載作品
真夜中ハートチューンはこんな漫画
作者: 五十嵐正邦(『川柳少女』や『まったく最近の探偵ときたら』で知られる作家)
連載: 週刊少年マガジン(講談社)、2023年42号から連載中
ジャンル: ラブコメディ、青春、ミステリー
あらすじ: 主人公・山吹有栖は、中学時代に心の支えだったラジオ配信者「アポロ」の正体を探すため、共学化した楓林高校の放送部に入部。そこには「声」に関わる夢(歌手、声優、VTuber、アナウンサー)を持つ4人のヒロインが!アポロは誰なのか?彼女たちの夢と恋の物語が始まる!
メディアミックス: 2026年にTVアニメ化決定!(アニメーション制作:月虹、監督:高橋雅之)
おそらくアニメ化した際はアポロの声を4人以外の声優が担当して誰の声なのか視聴者にわからないようにされているのだと思いますがこれが加工された声で表現されたら話し方の癖とかでファンにバレる可能性もありますよね(笑)
放送部には、夢を追いかける4人のヒロインが勢ぞろい
山吹有栖
物語の中心となる高校2年生の少年。穏やかで誠実な性格だが、どこか天然な一面も。中学時代に「アポロ」のラジオ配信に救われた経験から、放送部に入りその正体を探る。彼の純粋な想いと、ヒロインたちへのさりげない優しさが、物語の温かい軸となっています。
井ノ華六花(CV:瀬戸桃子)
放送部部長で、歌手を目指すクールな美少女。自信に満ちた態度と魅力的な声で周囲を惹きつけるが、夢への情熱は熱い。彼女の小悪魔的な言動は、有栖との掛け合いで特に光ります。
日芽川寧々(CV:大久保瑠美)
声優志望の活発なコスプレイヤー。明るく少しツンデレな性格で、放送部のムードメーカー。コスプレや演技への情熱が描かれるシーンは、彼女の夢への真剣さが伝わります。
霧乃イコ(CV:鈴代紗弓)
VTuber「すめらぎイコン」として活動する内気な少女。現実では人見知りだが、配信では生き生きとした一面を見せる。そのギャップと成長が、読者を惹きつけます。
雨月しのぶ(CV:伊藤美来)
アナウンサー志望の清楚なヒロイン。控えめだが、感情豊かな表情と真摯な姿勢が魅力。彼女の夢に向かう姿は、読者に静かな感動を与えます。

作品の魅力
真夜中ハートチューン』が多くの読者を惹きつける理由を、3つのポイントで解説します。
- 「声」をテーマにした現代的な物語
歌手、声優、VTuber、アナウンサーという、現代の「声の仕事」を夢見るヒロインたちの設定が新鮮です。各キャラクターの夢への努力や葛藤が丁寧に描かれ、青春の輝きとリアルさが共存。山吹が「声」にこだわる背景も、物語に深みを加えています。 - ラブコメとミステリーの絶妙な融合
「アポロの正体は誰か?」という謎が物語の軸となり、読者を引き込みます。ヒロインたちの行動や会話に散りばめられた伏線は、推理の楽しみを提供。一方で、山吹とヒロインたちの恋愛模様は、ユーモアと胸キュンがバランスよく描かれ、例えば体育祭の「告白代行」エピソードは特に印象的です。 - 五十嵐正邦の巧みなストーリーテリング
『川柳少女』で評価された五十嵐先生の軽妙なセリフ回しと、キャラの魅力を引き出す演出が本作でも健在。キャラクター同士の掛け合いや、コミカルな場面からシリアスな瞬間への移行が自然で、読み手を飽きさせません。

最後に
『真夜中ハートチューン』は、声を通じて夢を追い、恋に揺れる若者たちの物語です。山吹有栖の純粋な想いと、ヒロインたちの個性が織りなす青春は、読む者の心を温かくします。2026年のアニメ化を前に、ぜひ原作を手に取ってその世界に浸ってみてください。あなたの推しキャラは誰になるでしょうか?

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