先日、カードキャプターさくら クリアカード編の原作漫画を全16巻、ようやく読み切りました。
個人的には知世ちゃんが最終決戦に向けてさくらと小狼の服を作るシーンが特に印象に残っていて、あの優しさと想いが伝わってくる感じが好きでした。そして一番最後、中学3年生になった二人が並んで学校へ向かう穏やかな日常。戦いが終わったあとの「普通」がこんなに愛おしく描かれるの、CLAMPらしいなと思います。
続きは欲しい気持ちもあるけれど、綺麗に完結しているから「これで十分」という気持ちの方が強いです。もし続編をやるなら、劇場版くらいの尺で、成長した二人の姿や結婚の約束、キスで締めるような優しくて甘いエピソードが観たいな、なんて想像していました。
巻数の謎とカードの話
読んでいたとき、13巻の帯に「次巻完結」、14巻でも「次巻完結」みたいに書かれていたのが気になっていました。結局16巻まで延びたのは、想定より話が伸びたからなんですね。公式発表も14巻→15巻→16巻と二度変更されていて、クライマックスを丁寧に描くためにボリュームが増えた感じがします。
カードのことも少し混乱しました。さくらカードとクリアカードは別物で、クリアカード編の冒頭でさくらカードが透明になって使えなくなり、新しいクリアカードを固着していく流れ。途中で「フライ」を使っているシーンがあったので「あれ?」と思ったんですが、あれはクリアカードの「飛翔(フライト)」と、小狼が一時的に預かっていたさくらカードの「翔(フライ)」の両方が登場していたんですね。終盤は両方使える状態になっていて、最終決戦で活かされていました。
クリアカードの能力も改めて整理すると、疾風(突風攻撃)、包囲(閉じ込める)、水源(水を操る)、反射(攻撃を跳ね返す)、飛翔(飛行)、透過(透明化)など、クロウ/さくらカードに似ていながら少し攻撃的で直接的なものが多かったです。
終盤の複雑な話を簡潔に(ネタバレ注意)
核心だけ一言で
「海渡が秋穂を『禁忌の魔法具(時の本)』から解放して幸せにするため、さくらのクリアカードを使って歴史を書き換えた。さくらがそれを元に戻しつつ、二人を本当に守るためにさらに大きな魔法を使った」
もう少し詳しく(でも簡潔に)
1.秋穂と「時計の国のアリス」
秋穂は実はイギリスの魔法協会が管理する「禁忌の魔法具」(時間を操る本)の器だった。
モモはその本の守護者。
海渡(元魔法協会最強の魔術師)は秋穂を守るために本を持ち出し、協会から破門されていた。
2.海渡の計画
さくらに必要なクリアカード(特に「交換」など)を創らせ、
禁忌の「時間書き換え魔法」を発動。
→ さくらと秋穂を「同じ日に生まれた双子」に歴史改変し、
海渡の存在をほとんどの人から消し、秋穂に普通の幸せな日常を与えようとした。
3.代償とクライマックス
書き換えの副作用で海渡は「時間の止まった偽物の月」に竜として閉じ込められる。
さくらは本の世界(アリスの世界)に入り、真実を知り、海渡を解放。
そして自分で新しいカード(白紙+想起)を創り、
- 大切な人たちの正しい記憶を戻す
- 魔法協会や秋穂の一族から二人の存在を完全に忘れさせる
という超強力な魔法を使って決着をつけた。
4.結果
ほとんどのクリアカードは魔法の燃料として消え(本に封印され)、
「飛翔」だけが残った。
秋穂と海渡は二人で旅立ち(海渡の時間停止の後遺症を治すため)、
さくらは小狼と普通の日常に戻る。
まとめると
終盤の魔法協会、時間の巻き戻し、「時計の国のアリス」あたりがかなり複雑でしたが、結局のところ:
海渡は秋穂を「禁忌の魔法具(時の本)」の器から解放するために、さくらに「交換」のクリアカードを創らせ、歴史を書き換えて秋穂に普通の幸せを与えようとしました。そのために密かにさまざまな現象を起こして、必要なカードを揃えさせていたんです。モモは時の本の守護者で、秋穂のそばにいながら海渡の計画を陰で支えていた存在。最終的に本と一緒に姿を消し、秋穂と海渡は二人で旅立つ形になりました。さくらはそれを「本当の優しさ」で正して、みんなを守った、という話でした。
アニメ続編の現状
クリアカード編は2018年に全22話でアニメ化されていて、原作のだいたい6巻前後までをカバーしています。残りを全部やるなら40〜50話くらいが現実的なところでしょうか(70話は多めの見積もり)。
2023年4月に「完結まで描く続編制作決定」が発表されたものの、2026年8月時点でまだ具体的な放送時期や制作開始の公式情報はありません。声優さんの年齢も高くなってきているし、体調面の心配もあるので、早めに動いてほしいなという気持ちが強いです。
ただ、主要キャスト(丹下桜さん、くまいもとこさん、岩男潤子さん、久川綾さん、緒方恵美さん、関智一さんなど)で亡くなられた方はいません。観月歌帆先生役の篠原恵美さんが2024年に亡くなっていますが、主要メンバーはまだみんな揃っています。同じ声で完結までいける可能性が残っているだけでも、ありがたい状況だと思います。
読み終わった直後の余韻がまだ残っています。
また何か思い出したことがあったら、ゆっくり語りたいな。

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