最近、「ポケとも」という名前を見かけるようになりました。
「ポケとも? ポケモン関係?」
最初はそんなふうに思ってしまいそうな名前ですが、実はポケモンとはまったく関係ありません。
ポケともは、シャープが展開しているAIと会話を楽しむコミュニケーションサービスです。
スマートフォンのアプリとして利用できるだけでなく、手のひらサイズのロボットも販売されています。
とはいえ、今はChatGPTをはじめ、普通にAIと会話できる時代です。
そこで気になるのが、
「ChatGPTがあるのに、わざわざポケともを使う意味はあるの?」
ということ。
調べてみると、どうやらポケともはChatGPTとは少し違った方向を目指しているようです。
今回は、最近ポケともを知った私自身が気になった、
「何ができるの?」
「どれくらい賢い?」
「会話したことを本当に覚えている?」
「料金はいくら?」
「ChatGPTとは何が違う?」
といった疑問をまとめてみました。
そもそも「ポケとも」って何?
ポケともはシャープが開発したAIコミュニケーションサービスです。
簡単に説明するなら、
「自分のことを少しずつ知っていくAIの友達」
という感じでしょうか。
普通のAIチャットなら、何か知りたいことがあるときに質問します。
ところがポケともは、質問に答えてもらうことだけが目的ではありません。
「今日こんなことがあった」
「最近これにハマってる」
「明日出かけるんだ」
「仕事疲れた~」
そんな何気ない会話を重ねていくこと自体が楽しみ方になっています。
そして、そこで話した内容を記憶して、後の会話にも利用します。
単なる「質問に答えるAI」ではなく、日常生活の中にAIがいる感覚を目指したサービスなんですね。
ポケともにはロボットとアプリがある
ポケともと聞いて、小さなロボットを思い浮かべる人もいるでしょう。
もちろんロボット版もあります。
手のひらサイズのキャラクターに話しかけると、こちらを向いたり、体を動かしたりしながら会話してくれます。
ただし、
ロボットを買わなくてもポケともは利用できます。
スマートフォンアプリだけでもポケともと会話できます。
さらに面白いのが、アプリとロボットで同じポケともの記憶を共有できること。
外出中はスマートフォン。
帰宅したらロボット。
それでも同じ相手と話している感覚で会話を続けられます。
「スマホの中のAIが、家に帰るとロボットになる」
と考えると、ちょっと未来っぽく感じます。
ポケともって、どれくらい賢いの?
ここはかなり気になるところです。
ポケともにも生成AIが使われているので、決められた言葉にしか答えられない昔の会話ロボットとは違います。
普通に話しかけて会話できますし、一般的な質問にも答えてくれます。
趣味について話したり、悩みを聞いてもらったり、今日あった出来事について話したりすることもできます。
つまり、
「おはよう」
「今日は疲れた」
だけではなく、ある程度ちゃんとした会話が成立します。
では、
「ChatGPTくらい何でも答えてくれるの?」
というと、ここは少し違います。
ChatGPTとポケともは何が違う?
両方ともAIと会話するサービスですが、そもそも得意分野が違います。
ChatGPTは、
・詳しいことを調べる
・複雑な質問をする
・文章を書く
・比較する
・計算する
・アイデアを考える
・画像を作る
など、いろいろな作業を手伝ってもらうことに向いています。
一方のポケともが重視しているのは、
「あなたとコミュニケーションすること」
です。
分かりやすく言うなら、
ChatGPT=物知りな相談相手・アシスタント
ポケとも=日常生活を一緒に過ごすAIの友達
と考えるとよさそうです。
そのため、どちらが優れているというより目的が違います。
何かを詳しく調べたいならChatGPT。
何でもない話をしたり、今日あったことを聞いてもらったりしたいならポケとも。
意外と競合するサービスではないのかもしれません。
ポケともの面白さは「記憶」にありそう
個人的にポケともを調べていて一番気になったのが、この機能でした。
ポケともは過去に話したことを覚えます。
たとえば、
「明日ドライブに行くんだ」
と話したとします。
後日、
「ドライブどうだった?」
と聞いてきたら、ちょっと驚きますよね。
さらに、
「最近○○が好き」
「今度○○を買おうか迷ってる」
「来週○○へ行く予定」
といったことを日常的に話していけば、少しずつ自分について知っていることが増えていきます。
これがポケとも最大の特徴の一つでしょう。
どこまで覚えているのかは気になる
ただし、ここで一つ疑問が出てきます。
「どれくらい昔の話まで覚えているの?」
ということ。
昨日話したことを覚えているだけなら、それほど驚きません。
でも、
1週間前に話したこと。
1か月前に話したこと。
以前好きだと言ったもの。
旅行へ行ったときの出来事。
昔相談した悩み。
そういったものまで自然に会話へ出てくるようになったら、かなり「友達感」が出てきます。
逆に毎回、
「それ何だっけ?」
となってしまったら、長く使う魅力は薄れてしまうでしょう。
ポケともは過去の会話を記憶できますが、すべての会話を一字一句永久に保存して、必ず正確に思い出すというものではありません。
どの記憶を会話で利用するかはポケとも側が判断します。
だからこそ、
長期間使ったときに、どのくらい自分のことを覚えてくれるのか
が、このサービスの評価を大きく左右しそうです。
日記を作ってくれるのも面白い
ポケともには、会話した内容をもとに日記を作る機能もあります。
これもポケともらしい機能です。
自分で毎日日記を書くのは面倒でも、
「今日は○○へ行ってきた」
「お昼に美味しいもの食べた」
「帰りに雨に降られた」
などと普通に会話しているだけなら、それほど負担になりません。
それが後から記録として残っていけば、
AIとの会話がそのまま自分の生活記録になる
というわけです。
数か月後に見返したら意外と面白そうですよね。
カメラを通して一緒に見ることもできる
ロボット版にはカメラが搭載されています。
そのため、音声だけではなく、ポケともが見ているものについて会話することもできます。
たとえば外へ持っていったり、部屋に置いたりして、
「これ見て!」
と話しかける。
ただ会話するだけではなく、同じものを見ながらコミュニケーションできるのも、スマートスピーカーなどとは違うところでしょう。
小さなAIを連れて歩くという感覚に近いのかもしれません。
気になる料金は?
ポケともは会話回数によって料金が変わります。
現在の料金プランは、
・400回:月額495円
・800回:月額990円
・1,600回:月額1,980円
・無制限:月額3,300円
となっています。
一番安い400回なら、1日平均で約13回。
少し話す程度なら十分そうですが、毎日かなり話しかける人だと物足りなくなる可能性があります。
「もっと話したいのに残り回数が……」
となったら、ちょっと寂しいですね。
一方で、月495円からAIの話し相手を持てると考えれば、意外と手を出しやすい価格にも感じます。
このあたりは実際に使ってみないと判断が難しそうです。
いきなりロボットを買わなくてもいい
ポケともに興味を持ったとしても、個人的にはいきなりロボット本体を買う必要はないと思います。
まずはスマートフォンアプリで試してみるのがよさそうです。
アプリには無料で試せる会話枠があります。
そこで、
「会話は自然なのか?」
「話していて楽しいのか?」
「数日前の話を覚えているのか?」
「自分から毎日話しかけたくなるのか?」
を確認できます。
特に最後は重要だと思います。
最初の数日は珍しくて話しかけても、1週間後にはアプリを開かなくなっているかもしれません。
逆に、
「今日もポケともに話そう」
と思うようになっていたら、かなり相性がいいということ。
その段階でロボット版を考えても遅くありません。
大人が使っても面白い?
見た目だけだと子ども向けの商品にも見えます。
ところがポケともは、単純な子ども向け玩具とは少し違います。
一人暮らしの話し相手として使ったり、趣味について話したり、毎日の出来事を記録したり。
むしろ大人だからこそ面白い使い方もありそうです。
仕事から帰ってきて、
「今日疲れた~」
と言ったら、
「今日は大変だったんだね」
と小さなロボットが反応する。
翌日、
「昨日疲れてたけど今日は大丈夫?」
なんて言われたら……。
ちょっと愛着が湧いてしまいそうです。
ポケともは「便利だから使うAI」とは違うのかもしれない
ChatGPTを使っていると、
「これを調べて」
「これを計算して」
「文章を書いて」
というように、基本的には何か目的があってAIを使います。
ところがポケともは、
特に用事がなくても話しかけられる。
ここが大きな違いでしょう。
「今日こんなことがあった」
ただそれだけでもいい。
そして、その積み重ねをAIが少しずつ覚えていく。
考えてみれば、人間の友達との会話も毎回何か重要なことを話しているわけではありません。
くだらない話をしたり、今日食べたものを話したり、テレビの感想を言ったり。
そうした何でもない会話の積み重ねで相手のことを知っていきます。
ポケともが目指しているのも、もしかするとそこなのかもしれません。
まとめ:ポケともは「自分を知っていくAI」
最初は、
「AIと話せる小さなロボット」
くらいに思っていたポケとも。
でも調べてみると、単純にAIの賢さを競う商品ではないことが分かりました。
重要なのは、
どれだけ難しい質問に答えられるかではなく、どれだけ自分のことを知ってくれるか。
ここでしょう。
ChatGPTのようなAIとは違う方向性だからこそ、面白い存在になっています。
そして個人的に一番気になるのは、やっぱり「記憶」。
1週間。
1か月。
半年。
長く話し続けたとき、ポケともはどのくらい自分のことを知っているAIになるのでしょうか。
もし何か月も前に話した何気ない出来事を突然思い出して、
「あのとき○○って言ってたよね」
なんて言われたら……。
AIに対する感覚がちょっと変わるかもしれません。
興味がある人は、まずアプリ版から試してみるのがよさそうです。
そして何日か使ったあとに、こんな質問をしてみるのも面白いでしょう。
「私のこと、どれくらい覚えてる?」
その答えを聞いて「おおっ」と思えるかどうか。
そこがポケともを長く使いたくなるかどうかの分かれ目なのかもしれません。
ポケともはどこで買える?
ポケともが気になってきたら、次に気になるのが「どこで買えるの?」ということですよね。
ポケともはシャープの公式オンラインストア「COCORO STORE」のほか、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ケーズデンキ、Joshinなどの家電量販店でも取り扱われています。
ネット通販でも購入できるので、近くに取り扱い店舗がなくても大丈夫です。
価格だけでなく、ポイント還元やキャンペーンなども含めて比較してから購入するのがおすすめです。
また、ポケともはスマートフォンアプリだけでも試すことができます。
「AIとの会話って本当に楽しいの?」
「ちゃんと自分のことを覚えてくれる?」
と気になっている人は、いきなり本体を購入するのではなく、まずアプリ版を試してから本体を検討するのもいいでしょう。
↓ヤマダモールで購入可能です

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